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こんにちは。クロエです。
今回は、ツインレイ・プロセスを歩むとある女性の目線で、サイレント期間を通じて理解をしたことについてお伝えしていきます。。
自分の状況と照らし合わせながら、ご覧くださいね。
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霧の中をさまよう迷子
朝方に見る夢は、妙に光が強い。
もうこんなに明るくなっているのかと思いながら、私は彼の部屋にいる夢を見ていた。
夢なのに、今が朝の5時半頃だと認識できる。
透明の壁でできているみたいに、彼の家の間取りが透けて見えていて、他の部屋に、人の気配を感じる。
けれどもみんな、それぞれの夢の中にいて、私がここにいることには気づいていない。
彼に話しかけているのに、彼は私の声に全く無反応で、性行為を続けている。
ねえ、みんな起きちゃうよ、気づいちゃうよ、ねえってば。
私が何を言っても彼は無反応で、心臓の拍動のような、妙にきっちりとした一定のリズムが伝わってくるだけ。
そして、私は突然目を覚ました。
明るくなっていると思っていた部屋の中は、まだそれほどの明るさではなく、遮光カーテンに遮られて薄暗い。
ぼーっとしながら、今の夢とも言えない鮮明な映像について考えていると、彼からメッセージが届いた。
私が「今、あなたの部屋にいる夢を見ていた」と言うと、返事が来なかった。
それで、私は、言ってはいけないことを言ってしまったと理解する。
この現象は、一体何なんだろう。
夢にしてはリアルすぎるし、夢と呼ぶにはどう考えてもおかしい。
彼と出逢ってから、自分の中で、何かが激しく変化しているのがわかる。
でも、その方向がわからない。
まるで迷子になったみたい。
家に帰りたいという目的だけははっきりしているのに、どうやって帰れば良いのかわからない。
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逃げていく彼
彼がサイレントを起こす前の私は、いつも霧の中にいるような、目を開けたくても開けられないような、何もかもが朦朧とした状態だった。
彼との連絡が途絶える直前、私はほんの一瞬だけ、彼と会うことができた。
彼は「身体が痛くて、昨日は歩くこともできなかった」と私に言った。
彼の目に、いつもの輝きがない。
時間が来て、私が去ろうとすると、腕を取って引き留められた。
「来てくれてありがとう」と、消えそうなほど小さな声で呟いてから、行ってしまった。
私の胸に、小さなとげが刺さったにみたいに、ちくちくとした痛みが残った。
その夜、夢を見た。
彼が私から去って行く夢だ。
私が必死に追いかけても、振り返りもせずに行ってしまった。
その夢を見てから3年半、彼は私を無視し続けることになった。
何が起こったのか、全くわからなかった。
何を言っても、どんな言い方をしても、連絡が返ってくることはなく、顔を合せることがあっても、脅えたように、足早に逃げて行く。
私が何かした?私が怖いの?どうしてそんなに脅えているの?
自分の行動が、私の夢に現れることが恐ろしくなったのだろうか?
見透かされているように感じるのだろうか?
それとも何かあったの?
周囲の人たちに、私との関係について何か言われたの?
そんなこと、これまでだってさんざんあったのに、今さらこんな風になるだろうか?
どれだけイライラしても、どれほど心配しても、彼へのメッセージを考えているうちに、「恋を終わらせて、本当の愛にするためにこうなっているんだよね」という言葉が出てくる。
こんなに理不尽な想いをさせられていると感じるのに、その一方で、なぜかこの状況が必然に思えてならない。
こんなに奇怪な行動なのに、彼ならそうするだろうと、納得している自分が存在する。
まるで、私が分裂していくようだ。
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夢の中に出てきた兄
彼から連絡が途絶えた後、私の夢には、なぜか兄が頻繁に出てくるようになった。
私と兄は一つ違いで、とても仲が良かった。
小さい頃から兄は面倒見が良く、どこへ行く時でも私を連れて歩いた。
私と兄は、言葉がなくても意思疎通ができたから、そんな私たちを見て、母はよく、「あんたたち双子だっけ?」とからかった。
兄が夢に出て来たことなど、これまでほとんどなかったのに、いつからか、しょっちゅう兄と一緒にいる夢を見る。
でも段々、兄だと思っている人物は、実は兄ではなく、彼だと認識できるようになった。
と言うより、起きてから冷静に考えると、どう見ても彼なのに、夢の中では兄だと思ってしまう。
確かに、彼と兄は名前も似ているし、陽気なのにちょっと繊細で傷つきやすい雰囲気が、何となく似ている気もする。
でも、年齢も全然違うし、間違うほどには似ていない。
それなのに、夢の中では彼を兄だと思ってしまう。
双子のように仲の良い、言葉などなくても意思疎通ができる兄。
そのフレーズは、『ツインレイ=魂の双子』という関係性を、暗に顕していたのかもしれない。
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もうごまかすことはできない
私たちのサイレント期間は、どんなに計算し直してみても3年半で、けれども計算間違いをしているのかと思うほど、もっともっと長く感じられた。
その前からほとんど会っていないせいもある。
もとから素でサイレント気味な人だったせいもある。
でもたった3年半だなんて、信じられない。
その間、あまりに色々なことが起こったために、環境も、思考も、波動も、まるで紀元前と紀元後とでも呼びたくなるほどに、変化してしまった。
その大変化が起こる最初のきっかけは、闇の世界との接触だった。
ツインレイの情報に辿り着く直前、私は「夢は誰かからのメッセージだ」と確信するような、闇の出来事に遭遇していた。
夢を通じて、どこかから発信されるメッセージが、警告のように感じられた。
夢の中で、知り合いが、誰かから逃げている。
色々な物が、象徴のように現れるけれど、それが何を意味しているのか夢の中の私にはわからない。
でも起きてから一つ一つを繋げて考ええると、どうしても『ある闇』を連想させられる。
夢は夢であり、それを現実に結び付けて考えてはいけないと、どこかブレーキがかかっていたのに、直感に導かれるままに進むと、そのブレーキが外れてしまった。
夢は、全て現実だった。
正確には、その出来事は『起こった』のではない。
ずっとそこにあったのに、気づかずに過ごしていただけだ。
私たちが現実だと捉えている思考は、とてもあやふやで、不確かなもので、こうであってほしい、こうであるべきだ、まさかそんなことあるわけがない、そんなことをする人がいるはずがない、まさか自分の身近に、そんな人間が存在するわけがない、そう思い込むことで、自分の世界を構成している。
けれど、見えていなくても、気づいていなくても、受け入れる許容がなかったとしても、どんなに誤魔化したところで真実は変えられない、という真理に、もう気がつくべきだと促されていた。
でも、促されるって、一体誰に?
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高次元からのメッセージ
この時初めて、この警告は一体どこから来るのだろう?という疑問が生まれた。
『高次元の存在』という概念が自分の中になかった時には、「このメッセージをくれるのは誰なの?」と、見えない存在を認識しつつも、答を見つけられない状態だった。
これがお化けでないことぐらい、私にもわかる。
でもお化けでないなら何かわからない。
そして、それは一種類ではない。
自分の内側から発信される、直感としか呼びようのない感覚と、姿の見えない存在からの、明らかなメッセージ。
そして、ちょっと不気味な存在からの介入を受けていることも感じていた。
この頃、それまで生きて来た土俵とは全然違う場所に踏み込んでいくことが、彼との繋がりにどう関係して来るのか、さっぱりわからなかったけれど、なぜか、これが二人の通るべき道筋だという確信があった。
そして私は、この闇との接触を乗り越えた後、ツインレイの情報に辿り着くことになる。
闇って何だろう?
私はずっと、そう思っていた。
闇は、この世界そのものだった。
この世界は闇の波動で構成されていて、闇の存在は、私たちの意識に深く関わっている。
誰もが、闇の存在に意識をプログラミングされて、ここに生まれてきている。
ツインレイと出逢った人に、サイレントが起こってしまうのも無理はない。
私たちの潜在意識の中には、『目醒めてはいけない』という暗号がプログラミングされているから。
ツインレイに出逢うと、魂のスイッチがオンになって、目が醒めてしまう。
すると、この世界に生まれる時に闇の存在と約束した、『決して目を醒まさない』という掟を破ることになってしまう。
けれども、ツインレイとの出逢いを自分にプログラミングしているのなら、私たちは掟破りになることを設定しているということだ。
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サイレント期間の終わり
そのことに気がついた時、彼は掟破りになることを怖がっているだけで、私自身が怖いのではないということを理解した。
彼が本当に望むことは、闇の掟を破って、本当の自分に目醒めることだとわかった。
「あなたが今の生活で幸せなら、それでいい」なんて、私は言わない。
もし彼が私にそう思っていたとしたら、何を勘違いしているんだと、私は言うだろう。
あなたと私が出逢ったのは、本当の自分に目を醒ますためでしょう。
眠ったまま、真実に気づかないままでいる方が平穏だ、なんて、綺麗ごとにすらならない。
あなたが目醒めることを怖がっていても、私は前進することをやめない。
そこに向かうことでしか、私は幸せになれない。
停止なんて、もうまっぴら。
闇の掟なんて、もう知らない。
どうして幸せになろうとすることで責められなければならないの?他人に責められたからって、それが一体何だって言うの?
みんな、自分の幸せに向かって進めばいいだけの話でしょう。
心の中と現実が一致していないなんて、そんなのもう耐えられない。
耐えようと思うこと自体、意味がわからない。
あなただってそう思っているでしょう。
私はきっと、彼にそう言うだろう。
でもそれを、直接彼に言ってはいけないことも知っている。
私が言わなくても、彼は心底そう思っているはずだから。
私が何も言わなくても、私がそう思っていると、彼は知っている。
だから動けなくなっている。
そして永遠のように感じたサイレント期間は、始まった時と同様、突然終わりを告げた。
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