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こんにちは。クロエです。
今回は、ツインレイ・プロセスを歩むとある女性の目線で、ツインレイ男性との出逢いの中で感じていたことをお伝えしたいと思います。
自分の状況と照らし合わせながら、ご覧くださいね。
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溢れた涙の理由
彼と出逢った時、私はなぜか涙が出そうになった。
理由はわからないのに、なぜか胸の奥で何かが鳴り響くような、締め付けられるような、これまでに感じたことのない色々な反応が起こっていて、それが、涙と言う形になって現れたんだと思う。
初対面だったので、普段の彼と比べようもなかったけれど、今思い返すと、彼も私と出逢ったことで激しく動揺していたと思う。
私は、彼に出逢うまでずっと、「私と同じように物事を感じる人は、この世にいないのだろうか?」と思っていた。
これまで出逢ってきた人々の中には、気の合う人も、一緒にいて楽しい人もたくさんいたけれど、「この人も私と同じように感じているんだな」と、心底思える人は、誰もいなかった。
全員違う人間なんだから、自分と全く同じように感じる人がいないのも当たり前。
みんな違うからこそ面白い。
育った環境も、経験も、みんな違うんだから、違うのが当然でしょう。
それを寂しいと思うなんて、私が傲慢なだけじゃない。
そうやって、自分に言い聞かせるようにして、いつも心の中で唱えていた。
そんな人はいないんだよ、と。それでも、心の叫びは収まらなかった。
どこかに、私と同じように感じている誰かがいるはず。
私が思うことを、私が感じることを、そのまま全て受け入れてくれる人が存在するはず。
その人の感じることが、私の感じることそのもので、私の考えていることが、その人の発する言葉に繋がっている。
そんな誰かが、存在するはず。
…そんな人、いないの?
…いるんじゃないの?
………いないの?
気が狂いそうなほど何かを欲しているのに、それが何かわからない。
そんな想いがピークに達した頃、彼との出逢いは巡って来た。
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彼に対して抱いていた経験したことのない感覚
彼とは、仕事で初対面することになっていて、名前だけは事前に知っていた。
その名前を見た頃から、なぜか私はやせ細り始めた。
新たな世界に飛び込む前に感じる、不安と恐れと期待が入り混じった、そわそわとした感覚が抜けない。
眠気も食欲も上手く感じられなくなって、変な無感覚状態が一か月ほど続いた後、私は彼と出逢うことになった。
彼が部屋に入って来た瞬間、彼の目が私を射抜いたことを覚えている。
この人に出逢うことを、私はなぜかとても怖がっていたのに、出逢ってみると、想像していた不安が喜びに変わって行く。
彼が発する言葉の一つ一つに、自分の心がぴったりと重なって、「なんだ、私と同じように感じる人なんて誰もいないのかと思ったら、いたんだ」と、深刻に悩んでいた自分がバカみたいに思えた。
ほっとして、笑い出したいような気持ちになった。
最初は、これまで悩んできた自分が、単に悲劇のヒロインぶっていただけなんだと思った。
自分と同じように感じる人がどこにもいないなんて、そんなことを考える自分が幼かっただけだと思った。
でも段々、そんな話じゃすまない雰囲気になって行った。
年齢も経験も、こんなにも違う二人なのに、考えていることが同じすぎる。
似ている、気が合う、というレベルではない。
真似するなと言いたくなるほど、一致しているとしか言いようがなかった。
私たちは、会うたびに、急速に打ち解けて行った。
考えていることが同じすぎて、年齢や立場の違いなど気にすることなく、対等に、自然体で接することができた。
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突然映し出された不思議な夢
そんなある日の仕事中、彼は理由もなく涙が止まらなくなって、仕事ができなくなった。
みんな「どうしたんだ?」と心配したけれど、本人にも理由がわからず、後から、「よくわからないけど、あなたと出逢ったせいだと思う」とメッセージが来た。
私と出逢ったせいで涙が止まらなくなるって、一体どういうこと?
その次の日から、不思議な夢を見始めた。
私は、地下鉄の通路のような場所を、一人で彷徨っていた。
どこかのホームを探しているようだ。
足元には、幾つかの路線を示す矢印が色別に記されていて、私は、赤い矢印で描かれている「御堂筋線」という名前のホームに向かって歩いて行った。
そして、ホームに電車が入ってきたところで、目が覚めた。
あまりにクリアな夢だったので、不思議に思って、私は『御堂筋線』を検索した。
それは、私の住んでいる地域とはかけ離れた場所に実在するものだと知る。
なぜそんな場所が自分の夢に出てくるのかわからず、呆然としていると、彼からメッセージが来た。
私は、混乱した状態のまま、「今、御堂筋線っていう地下鉄のホームを探す夢を見ていた」と言うと、「俺、昨日それに乗ってたよ」と言われた。
またある日の夢の中で、私は渋谷駅の構内を彷徨っていた。
改札口から出たいのに、どうやって出れば良いのかわからない。
私の住んでいる地域に、こんな複雑な改札はない。
自分がどうしてここにいるのか、どこに向かおうとしているのかもわからず、混乱していた。
改札から出たくて、駅員に声をかけたところで、目が覚めた。
そこは、彼が頻繁に通る場所だったと後に知る。
またある時は、見知らぬ土地にある、見知らぬ学校に向かおうと、電車を降りて学校を探していた。
学校の外に辿り着くことはできるのに、どうやって彼のいる部屋に行けば良いのかがわからない。
彼が待っているのに、早く行かなきゃ。
焦れば焦るほど足がもつれて、上手く進まない。
やっとの思いで、窓の向こうに彼の姿が見えたところで、目が覚めた。
起きてから、夢で見た学校名を検索すると、やはり実在していて、彼がそこの関係者であることがわかった。
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混乱と諦めが入り混じったような感覚
こうした夢は、日を追うごとに鮮明になり、やがて、「これは彼に関係する夢なんだ」と、夢の中でわかるようになっていった。
私には、一体何が起こっているのかわからなかった。
私と彼は、特別『付き合っている』わけではない。
社会的に、そういう関係になって良い状態ではなかったから。
ただ、お互いにお互いのことを、仕事の関係者以上の存在として、特別に感じているだけだった。
そんな相手に、「こんな夢を見た」と言えることもおかしいけれど、「そこにいたよ」という返事が返ってくることも、ちょっとおかしいと思う。
でも、それ以上つっこめない。
なんであなたがそこにいたら、私が夢に見るわけ?と、聞くことができない。
どんな返事が来ても、納得がいかないのは同じだ。
俺がそこにいたから、あなたが夢に見るのは当然だ。と言われても、なんで当然なの?となるし、すごい偶然だねー、と言われても、そんな偶然があるか、ふざけるな。と思うだろう。
この関係が一体何なのか、私は一人で考えるしかなかった。
彼は、「出逢ってしまったものはしょうがない」と言っていた。
出逢ってしまったものはしょうがないとは、一体どういうことなのか。
極端に言葉を省く彼と、尋ねることができない私の感覚は、一致していた。
それは、「説明して、相手を説得するものではない」という感覚。
彼がもし、「魂の繋がりのある相手と出逢ってしまったんだから、もうしょうがないね、あなたもそう感じるでしょう?」と言ったとしたら、何を根拠にそうなった?とあの頃の私なら思っただろうし、しょうがないって、じゃあどうなるの?と、相手に結果を委ねる依存性を持ったままだっただろう。
私が自分から、「こんな夢を見るなんて、私とあなたは特別な関係なのね」と言ったところで、彼も「そうだけど、それがどうした?」と思っただろう。
魂の繋がり、なんていう大きな話を考えたことがなかったこの頃でさえ、自分の中にある閉じられた扉を開かないことには意味がない、という感覚だけは、はっきりとあった。
そして、自分を否定する気持ちがあるうちは、この人が私に向ける気持ちを受け取ることはできないと感じていた。
言葉とか、物とか、愛されていると感じられる行動をもらうだけでは、受け取れないものがあると感じていた。
もらったところで、そういう部分じゃない、と思っていた。
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サイレントの入り口
彼は、私が私として輝くことを望んでいた。
自分がそばにいてあげなきゃとか、一緒にいたいと思うよりも、俺も頑張るから、あなたももっと輝いて!という信頼に溢れていた。
でも、この頃の私は、それがとても寂しかった。
物足りない気がした。
手に入れたい何かがすぐそこにあるのに、実態がなくて、指の間をすり抜けて行くような、心もとない感じだった。
でも、自分も彼に同じことを思っている。
彼が彼として、もっと輝くためだけに生きてほしいと思っていた。
この後、私は、沈みがちになり、思うように動けなくなる。
だるさと眠気がとれなくて、それまでの人生の疲労が一気に出て、ダウンしたような気分だった。
今思うと、私の方が先に、ちょっとしたサイレント気味になっていたのかもしれない。
何かが違う、何かがおかしい、こんな重たい自分じゃ、彼と対等に渡り合えない。
今の自分から抜け出したい、この状態から抜け出したい、もっと違う、自分の理想の自分に近づかなければ、彼に会えない、そう思うようになっていった。
(続く)
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