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こんにちは。クロエです。
いつも、僕のしょうもない話に付き合ってくださって、本当にありがとうございます。
よかったら今回も、ツインレイの関係にある女性と出逢って運命が動き出した、『とある男』の話を聞いてやってください。
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本当の嫉妬心
僕は彼女と出逢うまで、嫉妬という想いに、こんなにも苦しめられるとは夢にも思っていませんでした。
嫉妬をなめていました。
本当の嫉妬心は、苦しいものですね。
プライドとか、格好つけたい気持ちとか、素直になれない部分とか、そういった面倒な自分の感情とも見事に喧嘩してくれるこの『嫉妬心』というものは、彼女と出逢った後、僕の最強の敵とも言える存在でした。
と言うのも、彼女と出逢った頃、女性同士の対抗意識や妬みから来る意地悪に苦しめられていた彼女は、『嫉妬心』を忌み嫌っていたんです。
「嫉妬しているからって、その気持ちを他人にぶつけて良いと、本当にみんな思っているの?」と、当時、彼女は憤慨していました。
嫉妬は、自分が欲しくてたまらないものを、他人がいとも簡単に手に入れている時に起こる感情ですが、彼女は、
「自分のほしいものを手に入れている人が悪いことをしているわけじゃないでしょう、どうして私が悪いことをしている、みたいに言われなければならないの、他人に嫉妬心をぶつける前に自分と闘うべきでしょう」
と、嫉妬心に苦しめられている僕を知ってか知らずか、弾丸のように言っていたんです。
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僕のエゴに対する彼女の言葉
僕は、その言葉で、ぼこぼこになりました。
もう、穴だらけになりました。
だって、僕は、彼女の周りで楽しげに話している男を見るたびに、嫉妬心をまき散らしていたんです。
わざとではありませんよ。
自制するすべを知らなかったんです。
エゴというのは、強烈な幼さです。
嫉妬心も、それを自制できない自分も、「じゃあどうすれば良いのか教えてくれよ」と思う自分も、強烈なエゴだったんですね。
僕は、嫉妬心を忌み嫌う彼女に嫌われることを恐れて、彼女に心を隠すようになりました。
心の中で、僕は彼女のことを自分の伴侶みたいに思っていました。
彼女が、当時まだ離婚していなかった結婚相手に、「ほら、もう帰るよ」と言った言葉を聞いて、思わず「はい」って返事してしまったこともあります。
恥ずかしさのあまり、穴を掘って地球の裏側まで突き抜けたかった。
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捻くれまくっていた僕
当然、周囲の人間は、僕が彼女を心の伴侶みたいに感じていることなんて知らないし、立場上、それを公にするわけにもいきません。
不倫していると思われるのも事実と違うけれど、いっそのこと、不倫しているとでも思っとけ、という感情もありました。
みんなが、あまりに彼女を雑に扱うのが腹立たしくて、でも「俺だって普通にちやほやしたいよ」という想いもありました。
「普通にちやほやしたいなら、すれば良いじゃない」と思うかもしれませんが、普通にちやほやなんて、無理です。
歯止めが利かなくなった自分を想像するだけでも恐ろしいし、ちやほやしたいからってその通りにしていたら、他の男となんら変わらないじゃないですか。
『普通の男と同じようにするのはダメ』と、僕の中にいる白い僕から、いつも指令が下されて、僕はそれに抗えない。
じゃあどうすれば良いんだよ、って感じです。
嫉妬するのも違うでしょう、と僕の中の白いやつが言うんですが、じゃあどうすれば良いんだよ、って感じです。
「俺の嫉妬心なんて、彼女には理解できないものなんだろ」とめちゃくちゃひねくれて、彼女に嫉妬心を向けていた人々に同意したこともあります。
「むしろ俺は君たちの気持ち、わかるよ。」と。
でも彼女の言い分に反抗してみても、結局、嫉妬心は『乗り越えるべき壁』なんじゃないかと、思い直してみたり。
「嫉妬するのが人間だろう!嫉妬の何が悪い!」と開き直ってみても、進歩がなくて、むなしいだけでした。
離婚前の彼女の結婚相手に、嫉妬しないわけではなかったけれど、他の男性陣に感じる想いともまたちょっと違っていて、何だろう…、共感というか、同情でもないけど、その二人の間に、過去にあったであろう恋愛感情は、とっくに終わりを告げているのは、わかっていました。
僕は、その過去の恋愛感情に対して、多少嫉妬を感じたりもしたけれど、それ以上に、彼に対して、「もっと他に、別の場所に、君にふさわしい、君にぴったりの相手がいるはずだから」と、心のどこかで思っていたんでしょうね。
こうして言葉にすると、嫌な感じですね。
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彼女に対して抱いていた僕の感情
僕はツインレイという言葉は知らなかったし、今でもピンときていません。
そういう名前だと言われたから使っているだけですが、感覚的に、彼女の永遠の伴侶は自分だという確信がありました。
だから、彼が、「この女は結婚している俺のものだ」と一生懸命アピールしているのが、憐れだったと言うか。
そういう彼に対して、「結婚しているからって、君の相手は彼女ではない。」という僕の確信の方が勝っていたと言うか。
とにかく、嫉妬よりも、別の想いの方が大きかったんですね。
結婚相手であるにも関わらず、彼は、ある意味で僕と同じく、彼女に手出しすることができない立ち位置にいました。
もしも彼が、彼女を自分の都合で振り回すような雰囲気の男だったら、僕としても、嫉妬やら憤りやら、色んな感情に苦しめられたでしょう。
でも、ライバルというより、戦友みたいな感覚に近かったのかもしれませんね。戦争行ったことないけど。
周囲の男性陣に対する嫉妬心の他に、僕の中には、彼女に対する、『憧れを越えた感情』というものがありました。
それは、嫉妬とは違うけれど、僕が人に与えたいと思っている衝撃を、僕が感じさせられているという感覚でした。
僕が本当にやりたいと思っていることを、彼女にやってのけられている、という感覚です。
彼女のクリエイティブ性が、僕の魂を揺さぶって、これまで閉ざされていた扉が開かれるような感じや、眠っていた力が呼び覚まされるような感覚を覚えて、それは、僕が人々に与えたいと思っている衝撃そのものだったんです。
「ああ、これだ」と、僕は思っていました。
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今思えば、サイレントだった
ちょっと悔しい気持ちもあって、それを言葉にすることができませんでした。
サイレントって言われれば、その部分こそサイレントだったと思います。
彼女が僕にプレゼントしてくれた作品に対して、僕は一言も、何も言えませんでした。
言葉にしたそばから、僕が感じている感覚の純度が落ちて行くような気がしたから。
言ってしまうと、嘘みたいに、空々しくなってしまうことってあるじゃないですか。
封を開けたら炭酸が抜けて行くみたいに。
僕は、その純度を保っていたかったし、言葉にすることによって、僕のどうでも良い対抗意識が混じって行くのが許せなかったんです。
こういうのって嫉妬心って呼ぶのかな、よくわかりませんが、僕は、僕の仕事を通して、彼女に同じ感覚をプレゼントしたかった。
それだけで、彼女はきっと全てを理解してくれると信頼していました。
空々しい言葉よりも、きっと感覚的に、僕の想いを受け取ってくれるだろうと。
そして、彼女はいつも、それを感じ取ってくれました。
僕が自分の嫉妬心を乗り越えようと思えるようになったのは、結局、自分が彼女との未来を望むことを決心したからであって、「欲しいものを手に入れることができない」という自分の中のネガティブによって、やきもきさせられていただけでした。
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僕が辿り着いた結論
彼女の言う通り、嫉妬は、単なる自分自身の問題です。
嫉妬するのはしょうがないことじゃない。
自分の中で、どうにもならないと思っている問題に取り組む勇気があれば、乗り越えられる感情でした。
あの頃は、彼女の僕に対する想いが、僕の彼女に対する想いと同じであるのか、不安の方が大きくて、
同じように想ってくれているのは知っていたけれど、確かなものがなさすぎて、周囲の人々に、多大な迷惑をかけていたんですね………。
ちょっと彼女と談笑している男を見るだけで、「お前の頭、後ろの方ちょっと薄くなってきたんじゃない」とか言ったりして、本当に申し訳なかった。
もう、そんなくだらない嫉妬心に振り回される自分からは、卒業します。
くだらないことを言っていても、何にも進歩しません。
愛の純度を高めるには、自分のネガティブから一つずつ卒業して行くしかないんですね。
嫉妬の正体なんて、こんなもんです。
言葉にしてみたら、本当に卒業したくなるほどくだらなくて、びっくりしました。
こんな話に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。
こんな話で良ければ、また読んでやってください。
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